アヒルと鴨のコインロッカー

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伊坂幸太郎さんの作品です。今の所、伊坂さんの作品の中でこれが一番好きです。(軽いネタバレあり)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
東京創元社
売り上げランキング: 1711
おすすめ度の平均: 4.0
5 彼の描く「生」と「性」と「正」は非常に共感できる
2 多視点ミステリだが、底が浅くつまらない。
3 すじがきに惹かれたものの・・・
2 こういう本が売れるんですね...。
3 動物虐待や猟奇殺人あり


  • 概要
アパートに引っ越してきた大学生、椎名はいきなり隣人、河崎に「本屋を襲わないか?」と持ちかけられます。戸惑いながらも承知した椎名は河崎と一緒に本屋を襲撃し、辞書を奪います。一方、二年前に、琴美という女性と、外国人のドルジ、そしてプレイボーイの河崎の物語が同時進行で描かれます。二年前から現在に至るまで、どのようなことが起こったのでしょうか。

  • レビュー
この作品にはミステリーなどでよくみられるあるトリックが使われています。詳しく書くとネタバレになってしまうので、書けませんが、何といってもここが一番の見どころですね。この部分に差し掛かった時は思わず前半を読み返してしまいました。

他にもいくつかの伏線が隠されていますね。意味ありげなセリフを残して、登場人物なりの解釈を説明するというのは、伊坂さんらしい説明の仕方だと思います。少し、説明に納得できないこともありますが、それが伊坂さんらしさとも言えるかもしれません。

その伏線となっているセリフを一部紹介します。(伏線と気付きたくない人にとっては軽いネタバレとなっています。ご了承ください)

裏口から悲劇は起きるんだ
P.9

神様を閉じ込めておけば、ばれないって
P.72
後は教科書が消えた事件や、シッポサキマルマリのおみくじも、きちんと回収されていたのが良かったと思います。ミステリーの解決編を読んでいるような楽しさがありましたね。

伊坂さんらしさを残しつつ、衝撃の展開を間に持ってきているこの作品はかなり良書だと思います。是非一度ご覧あれ。


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