重力ピエロ

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伊坂幸太郎さんの作品です。自分が始めて読んだ伊坂さんの作品ですね。

重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 1620
おすすめ度の平均: 3.5
3 山椒魚は何故悲しんだ?
3 家族の絆
2 この作品をお勧めできない人
2 なぜこんなに爽やか?
3 道化師

  • 概要
遺伝子会社に勤めている兄・泉水と、路上の落書きを消す仕事をしている春が主人公です。そこで連続放火事件が起こります。春は放火の法則性がわかったと兄に伝えます。弟の出生の秘密にも関わるこの事件に兄弟が出した結論とは......

  • レビュー
平凡な終わり方といいますか、さらっと終わって行く感じですね。事件についても驚くようなものではないです。途中からそうかな?と思わしてやっぱりそうだったという終わり方ですね。

この本の見どころはセリフの言い回しでしょうか?綺麗な表現が多く出てきますね。村上春樹さんの小説が好きな方はきっと好きになるのではないかと思います。

一部を抜粋して紹介します。

クロマニョン人は芸術を愛したんだよ、兄貴
P.44
これは、死に絶えたネアンデルタール人と生き残ったクロマニョン人の差を尋ねられた時に弟が言った言葉です。

本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ
P.449
これも良いですね。どちらもなぜ?という理由については言及されてないですが、美しい言い回しだと思います。

また、最後の方でこの本で一番の見どころとなる一言が出てきます。これを書いてしまうと楽しめないと思うので是非読んでみて下さい。これも綺麗ですよ。

もう一つ、この本には知的好奇心が満たされるという魅力がありますね。小説家や偉人のセリフを多数引用していますので、この点でも楽しめると思います。

余談ですが、この本には「ラッシュライフ (新潮文庫) 」で登場した黒澤という探偵が出てきます。他のシリーズを読んだ人に思わず「お!」と思わせる仕掛けをしている。こういう所が伊坂さんの人気の秘訣なのかもしれませんね。

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