片想い

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東野圭吾さんの作品です。俗っぽいタイトルにもかかわらず、内容は重いですね。

片想い (文春文庫)
片想い (文春文庫)
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東野 圭吾
文藝春秋
売り上げランキング: 5082
おすすめ度の平均: 4.0
5 影響された
4 東野作品としては
4 貴重な体験でした
4 自分の思いが伝わらない,それも片想い
3 「性別」をめぐるあらゆる問題を現実的に描いているが、受け入れられない部分もありました

  • 概要
大学アメフト部の同窓会の帰りに、その日来ていなかったマネージャーと遭遇します。かってのマネージャーではなく、男になっていました。さらに殺人事件を起こして逃げていることを告げられます。旧友を家でかくまうことにしますが、事件を追って行く内に人間と性というものが単純ではないことを知って行きます。そして最後にたどり着いた意外な真実とは......

  • レビュー
社会派小説ですね。小説を通してテーマについて考えさせられる小説です。この作品のテーマは「性」。染色体がXYであれば男性、XXであれば女性だと簡単に切り分けられるものではないのだということを教えてくれます。

「性同一性障害」は、3年B組金八先生で上戸彩さんが演じて話題になりました。このドラマでは男性の心を持った女性という立場の人がメインになっていましたが、事はそう単純でないことがこの作品を読めばわかると思います。もちろん逆の立場(女性の心を持った男性)がいるというだけでなく、自分がどちらの性かわからないような人もたくさんいるということです。

そのような人の心は当事者ではない自分にはわからないですが、東野さんは理解の手助けとなる例えを出してくれています。

男と女は、メビウスの裏と表の関係にあると思っています
P.366
メビウスの帯と言うのは普通の紙と違って、表と裏がつながっているものです。連続的なものであるということですね。個人個人で男である部分もあれば女である部分がある人もいる。その割合が中間的な人もいるということでしょう。

タイトルはそのことを踏まえてつけられています。こんなにもずっしりと心にのしかかるタイトルは中々ないと思いますね。

他の見どころですが、殺人事件に関する謎や主人公夫婦の関係も注目ですね。主人公夫婦の関係などは、「性」というテーマを考える上でのスパイスとしてちょうど良いのではないかと思います。

この作品に登場する「サンタのおばさん」という物語が本になっていますね。サンタクロースの会議に女性が登場して大騒ぎになるという内容です。こちらも興味のある方は購入してみてはいかがでしょうか?


サンタのおばさん
サンタのおばさん
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東野 圭吾
文藝春秋
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おすすめ度の平均: 4.5
4 サンタクロースの国際化と多様化
5 絵本みたいですね
4 東野圭吾氏らしいショートストーリー
5 東野氏からの子供たちへのメッセージ
4 サンタは心♪

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