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東野圭吾さんの新作です。やはりこの人の本は良いですね。読んでる内に文章に引き込まれます。

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東野 圭吾
幻冬舎 (2010-07-01)
売り上げランキング: 242
おすすめ度の平均: 4.0
4 お手軽に読める娯楽作

  • 概要
テーマは「DNA」です。DNA鑑定によって、犯人のありとあらゆるデータが再現できるようになり、検挙率が格段にアップした世界の話です。その時に起こった一つの殺人事件。この犯人はデータベースの検索にひっかかりません。NF13と名付けられた犯人はいったい誰なのか・・・またその裏に隠された真実とは・・・・

  • レビュー
煽りをつけるとしたらこんな感じですかね。ジャンルとしては社会派小説だと思います。最近の東野圭吾さんの作品では、さまよう刃赤い指なんかもこの作品に近いですね。この2作品が好きな人は気に入るのではないかと思います。

この本の魅力の一つはしっかりとした世界観だと思います。もし国民にDNAデータを国に提供するように求めたらどのような反応をするだろうか。説明する側はどのように説明するか。政府はどう対応するか。ここらがしっかり書かれているので、違和感なくこの本の世界に入り込むことができます。一種のif小説ですね。

もう一つは管理社会へのアンチテーゼですね。東野さんの本では管理社会になることのメリットをきちんと論理的に説明していると思います。しかし感情面は賛成しきれない。その原因は何なのか。この本ではあるキャラクターを通してその辺の感情を表現していると思います。ここらに注意して読んでみると面白いかもしれません。

最後にタイトルについてですが、真相を知った時は・・・なんというかぞっとしますね。東野圭吾さんが表現する怖さは「ありそうだ」と思わすことにあると思います。現実世界でも、自分達にはあえて知らされていないこととかありそうですね。

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